スタンスのお話① 【アーチェリー】

さてさて、今回はアーチェリーのお話。

スタンスについて自分の覚え書きも兼ねて解説紹介していく。(①とは、今後違うことを言い出すかも知れないので保険として(・・;) )

 

アーチェリーのスタンスとは大まかに足の置き方によって区別されることが一般的である。

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図のように大きく3種類に分類され、ストレートスタイルが現在は主流である。

 

ストレートスタンスは簡単かつ正確であるが横からの風に弱い一面を持つスタンスである。

オブリークスタンスはこれのフロント側の足に角度をつけることで風への耐性を上げているスタンスである。

オープンスタンスはこれらとは違い、的に対して足を開き斜めに立つことで風への耐性を一番高めるスタンスである。

 

ここでスタンスの仕組みについて考えてみよう。

アーチェリーにおいて、弓を引く際に両肩を結んだラインは矢と並行である必要があり、またその並行な線は的に対して垂直に交わる必要がある。

となるとスタンスがどうであれ上体は変わらないわけだ。

ここでオープンスタンスとストレートスタンスの身体を図示してみる。f:id:yuki_rus_love:20160719015516j:image

見てわかる通り、オープンスタンスでは安定のために腰は両足を結んだラインと同じラインである必要があるため、上体のみを捻る必要が出てくるのだ。

この『上体のみを捻る』動作は捻り過ぎても捻り足りなくても良くなく、常に一定に矢と並行・的に対して垂直を保たなくてはならない。故に体幹が鍛わっていなくては使うことができず、ストレートスタンス等をマスターしていなければいけないのである。

こういった事情から、初心者はストレートスタンスをきちんとマスターした上で自分にあったスタンスに進化させていく必要があるのだ。

 

ちなみに、自分の場合は上体を捻る必要があることで、より強制的に『矢と並行で的に対して垂直に交わる』を意識するためにオープンスタンスを使用している。(憧れのブレディエリソン選手が使っているからというのも実はある)

風にも強いしね。

 

いずれのスタンスにしても、射型の根幹であるため、日々の体幹トレーニング等を欠かさないことで安定したものにしていく必要があるのだ。